少し前に読んだ本なのですが、今回は
戸田久実さん著「アンガーマネジメント」の紹介です。
やっぱり怒り、これをどうにかしたいです。
私は怒りっぽく、損してるとよく言われます。
以前初めて、アンガーマネジメントに関する本を読みました。
これが結構目から鱗だったのです。
アンガーマネジメントってこういうものなんだ、と
初めて知りました。
安藤俊介さんの「アンガーマネジメントを始めよう」
については同じく感想を過去に書いています。
今回の本もまた、前回とは異なる視点で
書かれていて、面白く読みました。
参考になった点をいくつか書いてみます。
- 心理的安全性は職場に不可欠な要素
- 「コアビリーフ」が怒りを生む
- 事実+要望で伝える
心理的安全性は職場に不可欠な要素
「自己認識・自己開示・自己表現ができること」
つまり安心してなんでも言い合える職場です。
なぜこの言葉が引っかかったのかというと
私が今の職場に対して心理的安全性を
感じられていないからです。
これを言ったらどう返されるだろう？
否定や反論されたら嫌だな。常に思っています。
このような職場を、著者の方は
”「不機嫌な職場」”と表現されています。
誰かがイライラしていたり、ビクビクしていたり。
アンガーマネジメントを皆で取り組むことで
心理的安全性を実現することができるようです。
そのためにはまずリーダーからです。
でも、やはり心理的安全性がない職場って怒りを生むんですね・・・
というか、私がイライラしていて、
雰囲気を悪くしてしまっていたとも思いました。
「コアビリーフ」が怒りを生む
コアビリーフとは、例えば、
「自分にとって譲れない価値観、信条、信じているもの」
今回一番印象に残ったのがこちらでした。
自分はコアビリーフが強い。
わかりやすいのは、「べき」という言葉です。
この「べき」こそが、自分の怒りの原因にもなるのです。
納得です。べき！が強いのでそれから外れると
怒りを生むんですね。
例えば、部下はこうあるべき、とか。
人によってコアビリーフは違うわけですから、
自分のコアビリーフ中心で考えていると
そりゃ怒りも多く感じますよね。
みんな、生まれた時代も環境も違うわけですから
違って当たり前。
押し付けないように気を付けよう。
事実+要望で伝える
怒りの裏側には不安・心配・悲しみ・虚しさなどがある
怒りの裏側には第一次感情が潜んでいる
第一次感情とは、不安・心配・困惑・落胆・悲しさ・虚しさなどの感情
自分が怒りを感じたとき、
本当はどうしたかったのか？
どうしてほしかったのか？
表面上で怒りとして出てきますが、
本当のところは、悲しい、不安、心配だったり。
この裏側の感情（第一次感情）を伝えること。
そして、リーダーとしては裏側の感情に
寄り添って話を聞くという姿勢が必要です。
なるほど。できるかな？(笑)。
まとめ
いかがだったでしょうか。
他にも本書には、怒りの対処法なども書いてあり、
参考にするところが多かったです。
アンガーマネジメントに関する本を読むと
これは怒りをコントロールする、というよりも
生き方についてなのだなぁと思います。
引き続き、怒りについて勉強したいと思います。
今日もお読み下さりありがとうございます。
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