ついこの間、一人の社員が退職しました。
当事務所に入社し、半年で退職する運びとなりました。
彼から学んだことを書いてみようと思います。
彼は、会計事務所経験が17年ありました。
40代手前。ベテランです。
もちろん、戦力として来てもらいました。
当事務所は女性が多く、男性は高齢化しています。
男性の20代、30代の応募というのはなかなかなく・・・
ですから、応募があったときには彼に期待しました。
で、結局半年で退職ということになったのですが。
退職理由は、簡単に言うと
こちらが予想していた実力に
とても及ばなかったからです。
他にも色々あるのですが省きます。
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製販分離の失敗？
彼をみて思ったこと。
とにかく労力を使わずに進めていきたい
という気持ちが強い人だったと思います。
その気持ちは分かります。
自分の実力を発揮するために
雑務やら誰でもできることなどは
自分ではなく、誰かにやってもらう。
以前彼が働いていた会計事務所が
製販分離※をしていたようで、
ほとんどパートさんなどに任せていたようです。
※製造部門と販売部門を分けること。会計事務所では、会計部門と税務・相談部門みたいな感じ。
製販分離がうまく機能すれば、
自分にしかできない販売部分を行う、
という事に繋がると思うのですが
うまく機能しない場合、
できるだけ製造部門に任せ、
自分は何もしない状況をつくる、
という状況もできてしまいます。
彼を見ていると、何でも誰かにやってもらい、
サボることを覚えてしまったのかな、
と思いました。
正直、17年間働いてきた実力ではありませんでした。
頑張らなきゃいけない時期がある
彼は最後にこう言ってました。
「前の事務所は、お客さんと喋ってれば良かった」
このような状況を作ったのは
彼だけのせいではないです。
17年間もこのような仕事のやり方を
許してきた会計事務所の責任でもあるでしょう・・・
いやでも、彼が行った引継ぎは酷すぎた・・・(笑)。
彼は今後どうなってしまうのでしょうか。
所長は、彼に同情していました。
あれじゃあどこも通用しないよ・・・
可哀そうだ、と。
確かにそうだ、と思いました。
でも・・・それって
頑張るときに頑張らなかったんだから
仕方ないんじゃない？
とも思います。
サボると決めたのも彼です。
もちろん、今後頑張る時期があるかもしれませんが。
それを祈っています。
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サボったツケ
私は頑張ってきたんだ！！
と自分で言うつもりはありません。
でも、今まで目の前の仕事には
一つ一つ向き合ってきたつもりです。
自信がなかったから・・・
頑張らなきゃいけない時期に、
サボったツケは必ずきます。
私も子育てについては、
ツケがきたと思っています。
気付いたときに頑張れば良いんだから。
でもほんと、彼のような人を見ると
若いときに少しは頑張って良かった、
と思います(笑)。
その頑張っている時期は環境に不満も出ます。
苦しいです。
何でそこまでやらなきゃいけないの？
何故自分だけこんなに仕事があるのか・・・
渦中にいるときは有難い、なんて思えないですが
振り返ると、その経験が今の自分を
作ったんだ、と少し感謝しました。
少しの期間でしたが、関わった
彼にも良い未来がありますように・・・
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